不幸を自分で創り出さないために
悩みから不幸になる人がいます。そもそも「悩む」という言葉を使うことが不幸になる始まりです。「考える」ことをしよう。ただし、考え過ぎてはいけません。一日中、一つのことにとらわれてはいけません。時間を限って考えよう。自分が苦しくなるほどに考えてはいけません。些細なことは気楽に考え、重要なことは落ち着いて考えよう。
自分が苦しかったり、不幸を感じるほどに悩んでいるのに気づいたら、即座にそのことを考えるのはやめよう。自分の好きなことや集中できる作業などをすることによって、頭から悩みを消そう。もし、時間の余裕があれば、よく眠ろう。そして、心が落ち着いてから問題を考え直してみよう。口に出したり、紙に書いたりして、問題を明確にしてみよう。そして、幸せになれる解決方法を考えよう。同じ考えを繰り返すのは時間のむだです。
自分の考えを整理するために人に話そう。人から客観的な意見を聞いてみよう。自分の手におえないことは、人に助けてもらおう。相談相手としては、黙って話を聞いてくれる人、適切なアドバイスをしてくれる人、助力をしてくれる人、解決する能力がある人(問題責任者、権力者、人格者等)、専門家(医師、弁護士、カウンセラー等)を選ぼう。相談する際に、相手を選ばないと問題が解決しないばかりではなく、問題を複雑にしたり大きくしたりしてしまうこともあります。問題の内容と、その時に自分に必要な助けに適した人に相談しよう。
困難を不幸だと思う人もいます。夢や目標を持てば、それを実現するためには乗り越えなければならないハードルやライバルの出現などにより、様々な困難に遭遇します。それらの困難を恐れたり、困難のあることを不幸に思ってはいけません。むしろ、困難はやりがいに通じます。困難のあることを受け入れつつ、前向きに乗り越えていこう。
自分が少しでも不幸を感じたときには、「不幸になる必要のないことではないか」と考えてみよう。もしそうなら、そのような自分の考えを中断し、幸せになることを考えよう。自分が人生の中でやりたいことをやろう。それが不幸を自分で創り出さないための方法です。簡単には忘れられないくらい強い不幸を感じるのなら、不幸を幸せに変えよう。