しあわせ日記
8月9日(火) 悩む人間こそ幸せになれる
『自分塾』(中谷彰宏)より
悩みごとを抱えていたり、何かを決断できずに迷ったりしているときは、どうしても自分が弱い人間に思えてくる。「このままじゃいけない」と思うが、それがますます焦りを呼び、気持ちがネガティブな方向に傾いていく。
しかし、くよくよ考え込んでいるからといって、決して停滞していることにはならない。
悩みや迷いをきちんと整理して一人会議を行っているのなら、停滞どころか、むしろ前進の準備段階にあるといっていい。
そういう意味では、くよくよ考え込むことのない人間のほうが、かえって停滞しているといえる。
何かを考えて悩ましくなると気分が悪くなります。
気分が悪くなると否定的な(不幸になる)考え方をしやすくなります。
「考えることはいいこと、考えすぎはくよくよの元」
考えることで何かいい答えが見つかればいいのでしょう。
考える過程で、自分を育てるために役立つ何か気づきがあれば、それもいいでしょう。
ただし、考えすぎてイヤな気分にならないように心がけることが大事でしょう。
よく考えるためには、それなりの能力が必要だと思います。
考えれば考えるだけ力がつく、ということもあると思います。
上達を目指して工夫をしていけば、それなりの成果は表れるでしょう。
自分なりの考え方の技術や方法を身につければ、とてもいいでしょう。
世の中には、あまりものを考えずに生活している人もいると思います。
一方、けっこう考えて生活している人もいます。くよくよしやすい人や悩みやすい人は、そうでしょう。そういう人はそれなりの考える力はあるのだと思います。
でも、考え方の質に問題があるのだと思います。考え方のいい方法を知らない、力の入れすぎ、悪い(不幸になる考え方の)クセがある、いい(幸せになる)考え方を知らない、など。
そういう人は、考え方の方向性がよくなれば、いい考え方ができるようになれる人だと思います。
というのも、私がそうだったからです。
私は、くよくよしやすく、いろんな不幸になる考え方のクセがありました。
でも、幸せになる考え方を心がけるようになり、紙に書いて考えるなどの方法を工夫し(問題解決のヒント)、いろんなことを考えた結果、相当に幸せに暮らせるようになりました。
今では、「私は元々考えるのが好きなんだ」と言えるようにもなれました。
くよくよしやすい人、悩みやすい人は、考え方を変えるように努力していけば、幸せになりやすい人ではないかと思います。