後ろ向き思考に悩む

  「後ろ向き思考に悩む」(読売新聞「人生案内」)より、

    思考が常に後ろ向きな自分に悩んでいます。

    家族で食卓を囲んでいる時に「家族全員がそろってご飯を食べら
    れるのはあと何回あるのだろう」と考えたり、かわいがっている
    飼い犬に対して「犬が死んだときにつらくなるから、写真を撮る
    のはやめよう」と思ったり。

    祖母と旅行に行きながら「これが最後の思い出の旅行になってし
    まうのかな」と、考えてしまうのです。
    今という時間を純粋に楽しむことができません。

  自分の後ろ向き思考を自覚しているのなら、まずは
   「私には後ろ向きな考え方のクセがある」と考えることです。

  そのクセがつい出てしまっても、
   「またこのクセだ」と気づいて、
   「こんなふうに考えるより、○○しよう」と
   切り替えられるようになるといいでしょう。

  また、「今を大切にしよう」と考え、
   目の前のもの(事・人・物)を
   「もっと愛そう」と考えるのもいいでしょう。

  「愛」の基本の第一は、
   相手の美点に気づき、「いいなぁ」と思うことです。

  たとえば、人を愛することで重要なことの第一は
   「一緒にいて幸せを感じる」ことだと思います。

  そして、「今を楽しもう」と思えるといいのではないでしょうか。

  すぐにうまくはできないかもしれませんが、そういう
   心がけを続けていけば、少しずつできるようになるでしょう。




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