『鏡の法則』(野口嘉則)を読みました。
小学生の息子がいじめにあっているらしい。
息子に聞いても「何もない」と言う。
悩んだ母親が夫の知人に相談することから、
自分の問題に気づき、家族関係が激変していく。
という短いストーリーですが、・・・泣きました。
「鏡の法則」とは、
現実に起きる出来事は、一つの「結果」です。「結果」には
必ず「原因」があり、その原因は、あなたの心の中にある。
あなたの人生の現実は、あなたの心を映し出した鏡。
ということで、
ジェームズ・アレンの「原因と結果の法則」とほぼ同じです。
例えば、鏡を見ることで。『あっ、髪型がくずれている!』
とか『あれ? 今日は私、顔色が悪いな』って気づくことが
ありますよね。鏡がないと、自分の姿に気づくことができな
いですよね。人生を鏡だと考えてみてください。人生という
鏡のおかげで、私たちは自分の姿に気づき、自分を変える
きっかけを得ることができるのです。
という話には説得力があります。
実際には、自分の心(原因)を変えることで、
現実や人生(結果)がすぐに変わるとは思えないかもしれません。
でも、心が変われば、自分の態度や言動が変わります。
たとえば、人に対する考え方が好意的なものに変われば、
相手と接する際の表情も態度も言葉も好意的なものに変わり、
相手との関係も好意的な方向に変わるのではないでしょうか。
たとえば、自分の目標に対する考え方が肯定的なものに変われば、
取り組み方が変わり、結果も変わってくるのではないでしょうか。
たとえば、自分に対する考え方が肯定的なものに変われば、
もっと自分を大切にできるようになり、
今よりも幸福に暮らせるようになれるのではないでしょうか。
また、『鏡の法則』の中に「必然の法則」というのも書いてあります。
考え方が変われば、いろんなものが変わってくるのだと思います。
じつは、人生で起こるどんな問題も、何か大切なことを気づか
せてくれるために起こるんです。つまり偶然起こるのではなくて、
起こるべくして必然的に起こるんです。ということは、自分に
解決できない問題は決して起こらないのです。起きる問題は、
すべて自分が解決できるから起きるのであり、前向きで愛のある
取り組みさえすれば、後で必ず『あの問題が起きてよかった。
そのおかげで……』といえるような恩恵をもたらすのです。
「すべてのことはいい経験」「不幸を幸福に変えよう」のような
考え方ができるようになれたらいいのではないでしょうか。
興味がある方、家族関係が良好とは言えない方は、
『鏡の法則』をお読みになってみてはいかがでしょうか。
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