自分を育てる

   何かをするためには、それを為すための能力が必要です。
   幸福になるためには「幸福になる能力」が必要、ということです。

   幸福になろうと思っても幸福になれない人は、
    (今はまだ)幸福になる能力が足りない、と考えることができます。

   能力は努力をすれば向上させることができます。
   幸福になる能力も同じです。

   幸福になる能力を向上させることを「自分を育てる」と呼んでいます。
   自分を育てるキーワードは「少しずつ」です。
   そんなに急に、すごく幸福にはなれないでしょう。
   でも、自分を育てる心がけを続ければ、
    「1年前に比べたら、少しは幸福に暮らせるようになれた」
    と、きっと思えるでしょう。

   そうすれば、
    「(これからも少しずつ)自分を育てていけば、
     少しずつ幸福に暮らせるようになっていける」とも思えるでしょう。
    このように、自分の将来の幸福を信じて生きられる
     ようになれたら幸福なのではないでしょうか。

   「幸福になる能力」は
    その人の人間力・人格と言ってもいいかもしれません。
    そして、それがその人の幸不幸を大きく左右するのです。
   どこへ行っても、環境が変わっても、自分が変わらない限り、
    その人の幸不幸はあまり変わらないのではないでしょうか。

   自分を育てるためには、日頃の努力が必要です。
   その努力は、幸せという成果となって日々感じられるものです。
   自育を愉しむことができるようになれたら、と思います。

   「自分を育てる(幸福になる能力を向上させる)」ことは、
    着実な“幸福になる方法”だと思います。
   生涯少しずつ幸せになっていけるのが
    いちばん幸せな生き方ではないか、と思っています。


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