しあわせ日記


5月1日(土)くよくよしない
 「幸せになる考え方」の今月のテーマは、「くよくよしないための考え方」です。
 ということで、4月のテーマ「人にイライラしないための幸せになる考え方」のページを独立させました。
 そして、「くよくよしないための幸せになる考え方」に「くよくよするのはやめよう」のページを追加しました。

 “くよくよ”“イライラ”しやすい人は、幸せに暮らすことが難しいでしょう。知らないうちに長い時間、イヤな気分で過ごしてしまいます。

 くよくよすると、暗い気もちになってしまいます。“うつな気分”と言うこともできるでしょう。
 うつな気分になるのは、くよくよするような考え方をしているからではないでしょうか。
 また逆に、うつな気分だとくよくよするような考えをしやすくなるということもあると思います。
 うつな気分とくよくよする考え方が悪循環になって、どんどん落ち込んでしまうことも多いでしょう。

 うつの悪循環から抜け出すためには、くよくよする考え方をストップできるように、幸せになる考え方を心がけるのが第一歩だと思います。
 くよくよする考え方をストップし、うまく気分転換ができれば、なおいいでしょう。

 “くよくよ”“イライラ”しやすいのも、「考え方というよりも、考え方のクセ」だと思います。
 「私にはこういうくよくよするクセがある」と気づくことができれば、くよくよするような考えを(途中で)ストップすることもできるようになれるでしょう。

 “くよくよ”“イライラ”する時間を少しでも減らし、幸せに過ごせる時間を増やせるようになれたら、と思います。



5月2日(日)くよくよしやすい人
 くよくよしやすい人は、どんな人でしょうか?

 まず、基本的に「真面目な人」だと思います。
 傾向としては、「よく考える人」でしょう。
 でも、真面目なので考え込んでしまうのではないでしょうか。

 しかも、「物事を否定的に考える」クセがあるのだと思います。
 起こった物事を悪く受け取るクセがある人は、それだけ多くのことに“くよくよ”“イライラ”しやすいでしょう。
 これから先のことを悪く考えるクセがある「悲観的な人」は“くよくよ”しやすいでしょう。
 人のことを悪く考えるクセがある人は、“イライラ”しやすいのかもしれません。
 自分のことを悪く考えるクセがある人は、落ち込みやすいでしょう。

 また、「完璧主義の人」は“くよくよ”“イライラ”しやすいでしょう。少しでも思い通りにならないことがあると、そのことを放っておけないので、考え続けてしまうのではないでしょうか。

 もしかしたら、「ヒマな人」かもしれません。忙しい人は、“くよくよ”“イライラ”しているヒマはそんなにないでしょう。
 仕事に忙しい人、遊びに忙しい人、夢や目標に向かって一所懸命な人、人を愛することに忙しい人、・・・いろんな忙しい人がいるでしょう。
 くよくよしやすい人は、そういうやりたいことややるべきことが少ないのかもしれません。

 このようなことをヒントに、「くよくよしないための幸せになる考え方」を考え直してみようと思います。



5月3日(月)もったいない
 「小さいことでくよくよしないための幸せになる考え方幸せになる考え方」に、「こんなことのためにくよくよするのはもったいない」のページを追加しました。

 私たちの時間は限られています。(1日も、一生も)
 限られた時間をどう使うか、はすごく大事なことではないでしょうか。

 “くよくよ”“イライラ”というのは、イヤなことを考えてイヤな気もちが続くことです。
 小さいことで“くよくよ”“イライラ”してしまうのは、大事な時間がすごくもったいないでしょう。

 「小さいこと」以外でも、「自分さえ考えなければ何も問題がないこと」「時間がたてば解消する問題」「いくら考えても先のわからないこと」なども考えなくてもいいことかもしれません。

 (今の自分には)どうしようもない問題もあるでしょう。どうしようもないことを考えてもしかたがありません。
 また、ある程度の問題はそのまま放っておいて、(その問題を受け入れて)その中で幸せに暮らす努力をする選択もあります。
 悩みや問題があっても(それなりに)幸せに暮らすことは可能だと思います。

 問題解決を目指すのはいいことです。
 でも、問題解決に多くの時間を使ってしまうと、それだけ幸せになるための時間が減ってしまうことになります。

 もちろん、その問題によります。
 その問題について考えることに時間を使ったほうがいいのか、幸せになるために時間を使ったほうがいいのか、自分(の幸せ)のためにはどっちがいいのかを選択できたほうがいいのではないでしょうか。



5月4日(火)やりたいのは?
 「小さいことでくよくよしないための幸せになる考え方幸せになる考え方」に、「他にやりたいことがあるのではないか?」のページを追加しました。

 小さいことに“くよくよ”“イライラ”するのは時間がもったいないでしょう。
 もっと他にやったほうがいいことがあるのではないか? ということです。

 限られた時間をどう使いたいでしょうか?
 できることなら、本当にやりたいことに、より多くの時間を使えたほうがいいでしょう。
 また、できるだけ幸せに過ごせたほうがいいのではないでしょうか。

 そのためにも、小さいことに“くよくよ”“イライラ”するのは、(時間の長さも質も)すごくもったいないのです。

 「今を大切にしよう」「幸せに暮らせるようになろう」という気もちが強ければ、幸せになる考え方もしやすいのではないでしょうか。



5月5日(水)前向き?
 「小さいことでくよくよしないための幸せになる考え方幸せになる考え方」に、「あとで考えよう」のページを追加しました。

 ところで、毎年恒例の第一生命の「サラ川柳」ベスト10が先月末に発表になりましたが、相変わらずなかなかおもしろいです。
 ちなみに第1位は、『「課長いる?」 返ったこたえは 「いりません!」』(ごもっとも)。

 で、第2位が『「前向きで」 駐車場にも 励まされ』(プラス思考)。
 「前向き」「ポジティブシンキング」はいいことです。
 それができる時には、そのほうがいいでしょう。
 そして、それができる時には、“くよくよ”“イライラ”することもないでしょう。

 “くよくよ”“イライラ”してしまうのは、思うようにならないからでしょう。
 感情の問題で、なかなか前向きになれない時もあります。
 前向きに考えても、解決できない問題もあります。

 ある程度、前向きに考えてダメだったら、いつまでも“くよくよ”“イライラ”を続けるよりも、考え方を変えたり、少し力を抜いたり、休んだりしたほうがいいのではないでしょうか。
 そんな時に役立つ考え方が、「あとで考えよう」です。
 そう、はっきりと決めれば、考えを切り替えることもできるのではないでしょうか。



5月6日(木)“くよくよ”の悪循環
 「くよくよしないための幸せになる考え方」に、「小さいことでくよくよしない」のページを追加しました。

 “くよくよ”“イライラ”は悪循環になってしまうことがよくあります。
 「くよくよ(イライラ)の悪循環」には、次のようなパターンがあります。

 イヤな出来事があってくよくよしてしまい、それが悩みになる。
 悩みの原因が「自分のせい」だと考えると、自分を責めてくよくよしてしまう。「自分を変えたい」と努力しても、なかなかうまくいかずにくよくよしてしまう。
 悩みの原因が「人のせい」だと考えると、人間関係で悩みくよくよしてしまう。
 悩みの問題について、考え過ぎたり悪い想像をすることで、悩みを大きくしてくよくよしてしまう。悩みの解決を目指すが、すぐには解決できずにくよくよしてしまう。改善するための行動を起こしても、それがうまくいかずにくよくよしてしまう。
 悩みで悪い気分になり、気分に流されて悪いことをしてしまい、新たな問題が発生してくよくよしてしまう。仕事や人間関係などにも悪い影響がでてしまい、くよくよの材料が増えてしまう。
 悩んでしまう今の自分になってしまった原因を「過去の出来事や親や人のせい」だと考えると、自分ではどうしようもなくてくよくよしてしまう。
 悩みを「自分の性格やコンプレックス」とくっつけて考えてしまうと、問題が大きくなり、さらにくよくよしてしまう。
 気分転換や健康維持ができなくなり、心身の調子が悪くなる。生活を愉しむことができなくなる。そのような生活にくよくよしてしまう。
 (『くよくよしない考え方』のあとがきより)
 悪循環の原因が「小さいこと」だとしたら、すごくもったいないのではないでしょうか。



5月7日(金)心の鎮痛剤
 「不安な気もちになった時の幸せになる考え方」に、「なるようになる」のページを追加しました。

 不安な気もちになった時には、「なるようになる」と(心の中で)言えると、不安な気もちが軽くなります。(試してみれば、実感できると思います)。

 不安への対策には、現実問題の対策と心の問題の対策がある、と書きました。
 「幸せになる考え方」では、「現実問題と心の問題の分担」を考えます。
 どのくらい現実問題を解決して、どのくらい心の問題を解消できれば、その問題で悩まなくてすむかです。

 一つの問題で長い時間悩み苦しんでいたら、なかなか幸せにはなれません。
 現実問題と心の問題の分担によって、あまり悩まないようにして、その分の時間とパワーを幸せになるために使えたほうがいいと思います。

 私は、元来、心配性で、よく不安な気もちになります。
 でも、最近では、「ハオハオ、なるようになる」とすぐに思えます。
 今の不安な気もちを抑えるために、「なるようになる」を使うのです。

 心の対策は、病気やケガの時の“痛み止め”のようなものでしょうか。
 それとは別に、治療できることは治療する(現実問題の努力をする)でしょうし、あとは(時と自然治癒力にまかせて)治るのを待つこともあるでしょう。

 「不安・心配」という心の痛みに対する鎮痛剤(心の安定剤)の一つが、「なるようになる」という幸せになる考え方なのだと思います。



5月8日(土)感情は信号
 「不安な気もちになった時の幸せになる考え方」に、「不安は注意信号」のページを追加しました。

 「不安」に限らず、様々な感情はすべて、何らかの信号なのではないでしょうか。
 基本的には、いい感じは青信号、イヤな感じは赤信号でしょう。
 いい感じがするほうに進む、イヤな感じがする時には(止まって)考え直す。

 身体の痛みが身体の悪い所を教えてくれるように、心の痛みは心の悪い所を教えてくれるのだと思います。悪い所は直したり、補強したり、気遣ったりすることで改善したり悪化を防いだりすることができます。

 「不安」は悪いこととは限りません。将来の悪いことを回避するために役立ちます。
 そこで、「不安は注意信号(黄色信号)」と考えようということです。

 感情という心の信号に気づいて、ちゃんと判断することで、幸せの方向に進んでいけるようになれたら、と思います。



5月9日(日)悪い将来を受け入れる
 「不安な気もちになった時の幸せになる考え方」に、「その時はその時」のページを追加しました。

 すでに起こってしまった事や現在の状況を、「現実は現実」と受け入れることは心を落ち着けるために役立ちます。
 同じように、将来の不幸を受け入れる考え方が「その時はその時」で、不安な気もちを小さくすることができます。

 「将来の悪い状況を想像するだけで、何もしないのなら、はじめから考えないほうがいい」というのは(心が落ちついている時には)当たり前に思えるでしょう。
 それに、実際には恐れる悪い状況にはならないかもしれないのです。特に、心配性の人や悲観的な人は、そういうことも多いはずです。心配してくよくよしただけ丸損になってしまいます。

 たとえ、悪い状況になったとしても、その時に努力すればいいのではないでしょうか。(実際には、みんなそうしているのだと思います)
 あるかないかよくわからない将来のために、今をくよくよ過ごしてしまうのはもったいないでしょう。
 やはり、「今を大切にしよう」「幸せに暮らそう」という強い気もちが大事なのだと思います。



5月10日(月)心の焦点
 「不安な気もちになった時の幸せになる考え方」に、「○○たらいいな。ではどうしたら?」のページを追加しました。

 「将来の悪いことを考えると暗い気もちになり、将来のいいことを考えると明るい気もちになれる」ということですが、「将来」を「現在」「過去」に、自由に入れ替えても言えることでしょう。
 「不幸なことを考えれば不幸な気もちになり、幸せなことを考えれば幸せな気もちになれる」ということです。

 “心の焦点”がどこに合っているかです。心の焦点は、自分が考えている対象に合っているのです。

 物事には、いろんな面があるので、同じ対象でも見方によって見え方が変わります。
 不幸な面が見るように焦点を合わせるか、幸せの面が見えるように焦点を合わせるかによっても、見え方・感じ方が変わってきます。
 「不幸になる考え方をすると不幸な気もちになり、幸せになる考え方をすれば(比較的)幸せな気もちになれる」ということです。

 と、頭ではわかっても、実際にうまく心を動かすのは、そう簡単にいかないことも多いでしょう。
 少しでも幸せの方向に心を動かせるような、幸せになる考え方を重ねていくことができるようになれたら、と思います。

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