しあわせ日記
災難の幸せ
『災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。
死ぬ時節には、死ぬがよく候。
是ハこれ災難をのがるる妙法にて候』 良寛
誰の人生にも災難が降りかかることがあるでしょう。中には避けようのない災難もあるのではないでしょうか。
必要以上に大きい災難にしないことが大事なのでしょう。
起こってしまった災難は、現実として受け入れることで、少しでも心を落ちつけて対応できるといいでしょう。
動転してさらなる災難を引き起こすのは避けなればなりません。また、いつまでも落ちこんでいては不幸を長引かせることになってしまいます。
災難の現実を受け入れることで、現状で可能な方策を考えて、行動できるといいのではないでしょうか。
災難はできるだけ軽くすませ、苦しみを幸せに向かうきっかけやいい経験にできるといいでしょう。
どんな災難も時間をかければ、不幸を幸せに変えることは可能だと思います。
良寛さんの言葉の反対を考えれば、災難に逢う時節でないのなら、逢わないように努力することが大事でしょう。
死ぬ時節でないのなら、死なないように、よく生きることが大事なのではないでしょうか。
災難や死がいつくるかはわかりません。常に今を大切に努力することが大事なのだと思います。
その上で、災難や死がやってきた時には、できるだけ心静かに対応できるといいのではないでしょうか。