読書日記

　　苦しみをきっかけにする

　『「今」、この時をただ生きる』（ジェームズ・アレン）より、
　人生で遭遇する苦難はすべて、未熟な自分の内側を映したものです。
　このことに気づけば、あなたはより賢明になり、人生の苦しい経験をただ重ねていくだけでは終わらないはずです。

　人は、苦しみをきっかけに、よりよい自分に変わっていくことができます。
　苦難に遭った時、ただ嘆くだけだったり、状況や人のせいにしたり、ただ自分を責めたり落ち込んだりしていても、つらいだけで何も変わりません。
　「苦難は自分の心の問題の現れ」と考えられることは、人間として大きな進歩だと思います。

　苦しい経験の中から自分の心の問題に気づき、改善できるようになれたらいいのでしょう。
　「苦しいことは、自分を変えるいいきっかけ」と考えられるようになれたらいいのではないでしょうか。

　“幸せになる考え方”では、イヤな気もちになるのは「自分が不幸になる考え方をしているから」と考えます。
　そして、自分の心を少しでも幸せ向きに変えられる「幸せになる考え方が必ずある」と考え、幸せになる考え方を心がけます。

　幸せになる考え方を一つ一つ身につけていくことで、少しずつ不幸な気もちになる時間を減らし、その分の時間とエネルギーを自分が幸せになるために使えるようになれたら、と思います。

　自分を変えることは、そう簡単にはできないと思います。
　苦しいなどの不幸な気もちを心のバネにして、自分を変える力にできるようになれたらいいのではないでしょうか。



　　　

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『今この時をただ生きる』Ｊ・アレン

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