しあわせ日記

雨の幸せ

 “恵みの雨”という言葉があります。
 雨が降るから、植物が育つのです。
 雨が降ったから、食べられている野菜や果物があるのです。
 雨が降ったから、ダムに水が溜まり、水道の水が使えるのです。

 『幸福論』(アラン/神谷幹夫訳)より、
 小雨が降っているとする。あなたは表にいる。傘をひろげる。それで十分だ。
 『またしてもいやな雨だ』などと言ったところで、なんの役に立とう。
 雨粒も、雲も、風も、どうにもなりはしない。
 そんなことを言うくらいなら、『ああ、結構なおしめりだ』と言わないのか。
 『晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す
  楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ』 吉川英治

 雨を楽しむ心、雨の日を楽しむ心、愛する心をもてるといいのではないでしょうか。



   

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