しあわせ日記
見ぬこと清し
「実際に見なければ、きたない物も気にならないの意。知れば気になる事でも、知らなければ平気でいられること」。
一見きれいな所でも小さなホコリや汚れはあるし、どの家にもダニは多かれ少なかれいるし、いろんな所に細菌や微生物がたくさんいるのです。
目には見えないから、平気で暮らすことができるのでしょう。虫メガネや顕微鏡などで見たら、ふつうの人は気分が悪くなるのではないでしょうか。
同様に、見えなければ(気づかなければ/知らなければ)気にせずに過ごせるのに、見て(気づいて/知って)しまうと平気でいられなくなってしまうことがあるでしょう。
たとえば、人の欠点や悪事を知り、相手に悪感情をもったり、見過ごせずに相手を非難したり、逆に相手を避けたりしてしまう。
平穏に過ごしたければ、人のあら探しをしない、気づいても見て見ぬふりをするのようなことができるといいのではないでしょうか。
もちろん、問題に気づいてそれを改善することができれば、それがいいのでしょうが、それが困難な場合も多いでしょう。知っても自分にはどうしようもないこともあるでしょう。
“知らないほうがいいこと”がけっこうあるような気がします。