しあわせ日記
猫を追うよりも魚を除けよ
「魚を盗もうとする猫を追うより、魚をどかしたほうがよい。枝葉末節にこだわらず、根本を直せ」
一度猫を追い払っても、魚をそのままにしておいたら、また猫がやってくるでしょう。それを繰り返していたらキリがありません。
魚を猫の届かない所へ移せば、もう心配しなくていいのです。
魚を盗もうとする猫が悪いと思うか、そんな所に魚を置いておく自分が悪いと考えるかでもあるでしょう。
自分が悪いと思えば、悪い所を直せばいいのです。
猫と魚の例なら「当たり前」のことと思えるでしょうが、同じようなことを他にもしていないでしょうか。
たとえば、人間関係でイヤな人がいて悩み苦しんだ場合、「相手が悪い」「相手のせい」と思っていると、イヤな相手が変わるか自分の前からいなくなるかしないと、苦悩を続けることになってしまいます。「自分のせい」と考え、自分を変える努力をし、イヤな人ともそれなりにつきあえるようになるといいのではないでしょうか。
イヤな人は世の中にたくさんいるのです。自分が変わらなければ、そういう人と出会うたびに悩み苦しむことになってしまうのです。
不幸になる原因はいろいろ考えられるでしょうが、不幸な気もちになることが頻繁にある、もしくは長く続くとしたら、その原因は自分にもあると考えたほうがいいでしょう。
自分を変える努力をすることで、できるだけ不幸にならないようになれるといいのではないでしょうか。