しあわせ日記

  人間関係で悩み苦しまない

 何か問題があって悩んでしまった時には、まずその問題への対応の方針を決めることができるようになれるといいでしょう。
 悪い人間関係で悩んでしまった時に考えられる方針は、次の3つです。
1.「このままでもいいか
2.「イヤな人ともそれなりにつきあおう
3.「関係を良くしよう
 方針がはっきりすれば、少しは心も落ちつき、それに沿った考え方もしやすいでしょう。

 このような方針を明確に決めたことがない人も多いと思います。
 悪い人間関係に悩んだ時には、この3つを思い出して、どれかに決めて言葉にすることで、自分の心の中がどのように変わるかを実感していただけたら、と思います。

 すごく悩むということは、その相手とうまくつきあうのはすごく難しい、関係を良くするのがすごく難しいからでしょう。
 だとしたら、「このままでもいいか」と考えるのがいちばん現実的なのかもしれません。

 誰かとの関係が悪いことに悩んだ時に、「このままでもいいか」と考えられれば、それだけでラクになれるのです。
 そうすれば、もう関係を良くしようと努力する必要もないのです。
 努力してもうまくいかないために、イライラしたり落ち込んだりしなくてもいいのです。
 また、悩み苦しむ時間が減れば、もっと気分よく過ごせるでしょう。

 悪い関係をただ嘆いていてもしかたがありません。
 「関係を良くしよう」または「それなりにつきあおう」または「このままでもいいか」と考えみてはどうでしょうか。
 どの考え方を選ぶかは、その時の自分の判断でいいのではないでしょうか。


│ 「このままでもいいか」と思えるための幸せになる考え方


 悪い関係に悩んでしまうのは、「誰とでも、仲よくしなければならない」という隠れた思いがあるのかもしれません。
 「このままでもいいか」と思えないのも、その思い込みが強いからではないでしょうか。
 「すべての人と仲よくしなくてもいい」「関係が悪い人がいてもいい」と考えられれば、「この人との関係は、このままでもいいか」と思いやすいでしょう。

 「このままでもいいか」と思えるためのもう一つの考え方は、まず、「あの人との関係で悩むよりも、もっと大切なことがあるのではないか?」と自問することです。
 そうすれば、何か思いつくのではないでしょうか。

 続けて、「あんな人のためにイヤな気もちになるよりも、気分よくなれることをしよう」「あんな人のことを考えるよりも、好きな人のことを考えよう」「こんなことに時間とパワーを使うよりも、自分の目標を達成するために使おう」などと考えれば、考えを切り替えることができるのではないでしょうか。

 イヤな人のことで悩むよりも、大切にしたいことがなく、大切にしたい人もいないという人は、生き方を考え直したほうがいいのかもしれません。


│ 「このままでもいいか」を実践するための幸せになる考え方


 「このままでもいいか」と方針を決めても、相手と接しなければならないこともあるでしょう。
 ポイントは、いっしょにいる時にはできるだけラクにやり過ごし、いっしょにいない時には相手のことは考えないようにするの2つです。

 イヤな相手といっしょにいる、その場では「一時の事」と考え、イヤなことがあってもできるだけ受け流し、多少は我慢するという覚悟で臨めば少しはラクにやり過ごすことができるのではないでしょうか。

 そして、いちばん大事なことは、いっしょにいない時にはできるだけ相手のことを考えないようにすることです。
 つい相手のことを考えてしまっても、「考えてしまってもいい」「今はあんな人のことを考えるのはよそう」と今の考えをストップできればいいのです。
 いっしょにいない時に考えなければ、その相手との関係が悩みにはならないのです。

 また、「あの人のことを、つい考えてしまったのは気分のせい。気分を変えよう」もしくは「自分の悪い気分に気づいたら、何かいいことを始めよう」と考えてもいいでしょう。
 とにかく、気分や行動や思考を切り替えることができるようになれればいいのです。
 そのためには、日ごろから「気分よく生活しよう」と心がけることが大事だと思います。


│ 幸せになるためには


 「このままでもいいか」というのは、問題化しない(考えない)ための考え方です。
 問題化するかしないかは、その問題を「考える」か「考えない」か、の選択ではありません。
 「考える」か「考えないで、幸せになれることをする」か、の選択です。

 人生には限りがあります。一日も限られた時間しかありません。
 「悩みや問題の解決に時間を費やすよりも、自分が幸せになれることに時間を使ったほうがいい」というのが、幸せになる考え方の基本の一つです。
 問題化しないですむようになれれば、その分の時間とパワーを自分が大切にしたいことのため(たとえば、自分の夢や目標のため、自分が愛する人のため、幸せになるため)に使えるのではないでしょうか。

 「幸せになるためには、自分の時間と精神的なパワーを何に使ったらいいのか?」と、よく考えてみれば、悪い人間関係があっても、「このままでもいいか」と思えることが増えるのではないでしょうか。
 そして、「このままでもいいか」の方針に沿って、少しでも気分よく、幸せに過ごせるようになるために、「幸せになる考え方を身につけよう」と考えていただけたら、と思います。



   

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