しあわせ日記
怒りに負けない
怒りは人の感情の中でも激しいものです。瞬間的に湧きあがり、一気にふくらみ、自分ではなかなかコントロールできなくなってしまいます。*1
怒りの感情に駆られて、人に対して悪いことをしてしまったり、自分にとってよくないことをしてしまうこともあります。
怒りにまかせて人に何かを言ったりしても、相手が悔い改めることはめったになく、自分が後悔することのほうが多いでしょう。*2、*3
一時の怒りの爆発によって、不幸を招いてしまうこともあります。
一時の感情にまかせた無謀な行為で自ら災いを招かぬように、怒りにはくれぐれも気をつけたほうがいいでしょう。まわりの人のためにも、自分のためにも。*4
怒りが湧くのは、その原因があって、それに対して自分がそういう反応をしてしまうからでしょう。
「原因(状況や相手など)のせい」ばかりと思っていたら、原因を変えない限り、イヤな思いをすることになってしまいます。*5
無神経な人、無礼な人、意地悪な人、モラルがない人、礼儀・マナー・エチケットをわきまえない人、ルールを守れない人、やさしくない人、思いやりに欠ける人、自己中心・わがままな人、・・・世の中にはこういう人がたくさんいます。そういう人に腹を立てるのは、そういう人が存在しないことを求める心があるからかもしれません。*6
もしくは、相手が変わることを期待する心があるかもしれません。*7
そういう相手を変えることも、いなくすることも、「できない」と考え、自分(の考え方)を変えることで怒りにうまく対処できるようになるといいでしょう。
「怒りはどうしようもない(コントロールできない)」という人もいるでしょうが、感情はある程度はコントロールできると思います。*8
どんな感情も、時間がたてば、鎮まっていきます。ただし、感情が高まるようなことを考えなければです。*9
怒りの感情が強い時には、ひとまず「沈黙」し、感情がある程度おさまってから、対処を考えたほうがいいでしょう。心の中の言葉(考え)を沈黙させることができると、なおいいでしょう。*10、*11
また、怒りの感情を発散・解消する方法を実践できるといいでしょう。
怒りの感情が強い時に、それに打ち克つのは難しいかもしれませんが、少なくとも怒りを爆発させないようにできたら、と思います。
『怒りは強敵。勝てなくとも、決して負けてはならない』