しあわせ日記
ケガとのつきあい
ソチオリンピックを観ていて、一流選手はケガとの闘いが多い、と感じました。
それだけ限界に挑んでいるのでしょう。たとえば、身体の限界、スピードの限界、難しい技の限界、トレーニングの限界など。
ケガに簡単に負けてしまうようでは、一流にはなれないのではないかと思います。
葛西紀明さんや浅田真央さんには腰痛があったそうです。
他にも、ヒザや足首や肩などに慢性的なケガを抱えている選手は多いでしょう。
慢性的なケガは長い間休んだからと言って完治することは少ないと思います。一時的に治っても、厳しい練習や競技をすれば再発しやすいのです。
ですから、慢性的なケガとはうまくつきあっていく覚悟をして、その自分に合う方法を試行錯誤していくことになるのでしょう。
ソチオリンピックの数ヶ月前に大きいケガをして、懸命にリハビリをして出場した選手も何人かいました。
大きいケガをして長く休むと、ましてや手術をして安静の期間があると、筋肉はあっという間に落ちるし、動かさなかった関節は固くなります。早く元通りの能力を発揮できるようになるためにはリハビリ(テーション)が必要です。
リハビリは痛かったり苦しかったりして(その上つまらなくて)大変ですが、どこまでやっていいのかがすごく難しいのです。早く戻りたいけど、無理をしたらまた悪化してしまう恐れがあるからです。
他にも比較的小さいケガはちょくちょくあるでしょう。
平野歩夢さんは、1ヶ月前に足首を捻挫して、練習できない期間があったそうです。
鈴木明子さんは、痛めていた左足をかばって練習していたら、右足が痛くなってしまったそうです。
小さいケガの時に、どういう練習をどのくらいやるかも難しいところです。
痛み止めを飲んで競技しているという選手も何人かいるのを知りました。病気と闘いながら競技を続けている選手もいました。
さて、“人生のケガ”と言えるようなこともあると考えられます。
人生の中には、不幸な出来事が起こります。アクシデントもあるでしょうし、自分が原因をつくった場合もあるでしょうし、自分や家族が大病に罹るかもしれないし、大切な人との別れもあるでしょうし、自然災害に遭うこともあり得ます。
不幸から立ち直るのには、ある程度の時間がかかるでしょう。不幸を幸せに変えるリハビリをすることで、早く力強く立ち直れるといいでしょう。
重大な問題を抱えてしまう人もいるでしょう。仕事の問題、人間関係の問題、金銭問題、健康問題など。
すぐに解決できない問題は慢性的な問題としてうまくつきあうことができるといいでしょう。
人生の中には、様々な問題が発生するでしょう。
悩みや問題があっても(それなりに)幸せに暮らせるようになるといいのではないでしょうか。