読書日記

  身の丈を知っていく

 『40歳からの適応力』(羽生善治)より、
 夢や志を何歳になっても持ち続けることは素晴らしいことです。
 そして、経験を積んでいく中で少しずつ身の丈を知っていくことになります。
 少しずつ自分ができることとできないこと、得意なことと不得意なことが解ってきて、それを踏まえた上で志を抱くのが分別をわきまえたことではないでしょうか。
 夢を持って生きることは幸せになる方法の一つです。
 そして、いつまでも夢を持ち続けることは素晴らしいことだと思います。

 夢を持ち続ければ、成功することもあれば、失敗することもあるでしょう。
 失敗の経験をすることで、今の自分にできないことや能力の限界を知ることになるでしょう。
 その一方、ここまではできた、このくらいの能力はある、とわかることもあるはずです。
 また、このことは自分の得意なことか不得意なことか、自分に向いているか向いていないか、どのくらい好きか嫌いかなどに気づけることもあるでしょう。
 これらのこと(身の丈)は経験しなければ知ることはできないのです。経験を重ねることで、より多くのことをより確かに、知ることができるのではないでしょうか。

 自分(の身の丈)を知れば、それを活かして自分が幸せになれる目標を持つことができるでしょう。
 達成不可能な目標を持つのは不幸の元です。自分に達成可能な目標を持つことが(分別をわきまえることであり)、やがて大きな幸せにつながるのではないでしょうか。



   

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