読書日記

　　頑張りが報われない

　ＰＨＰ１１月号の特集は『「努力」が人生を変える』。
　池田千恵さん（Before9プロジェクト主宰）は、
　・頑張りが報われない
　・思うように評価されていない
　・自分の今の価値を認めてもらえていない
　ということは、何も悲しいことではありません。あなたにとってまたとないチャンスです。周囲があなたの力を見抜けない、つまり油断している間に、あなたは「しめしめ」と思ってコツコツ頑張って、結果を出せばいいだけの話ですから。
　頑張っていてもなかなか結果に表れないときもあります。人は自分のことをそんなによく見てないし、他人をまともに評価できない人もたくさんいます。
　人が「○○してくれない」と嘆いても悲しい気もちになるだけです。そんなときには、まず、「こういうこともある」「してくれないのは当たり前」と考えることで、不幸な気もちを小さくできるといいでしょう。

　大事なのは人の目より自分の心です。
　自分が見て「自分はちゃんとやっている」と思えればいいのです。
　「自分にはこのぐらいの能力がある」と自分を評価すればいいのです。
　「自分は頑張っている」と思うのなら、「よくやってるよ」「えらい」「大したもんだ」などと自分で自分をほめればいいのです。

　現状をどう考えるかも大事なのでしょう。
　「まわりは気づいていない」「油断している」と考え、隠れた努力をいっそう励めばいいのでしょう。
　『何も咲かない寒い日は、下へ下へと根をのばせ。やがて大きな花が咲く』『報われないのは、将来において大きく結実するための助走がそれだけ長いんだと思っておくのがよい』（林望）『大器晩成』『成功をしないことに感謝』のような言葉を思い出すのもいいでしょう。

　何よりも大事なのは、今の自分の努力のしかたでしょう。
　いい心の姿勢をキープして、いい努力を続けることが、いい結果につながるのではないでしょうか。



　　　

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