読書日記

　　自分で自分をほめる

　『「幸せ力」をつける、ちょっとした生活術』（斎藤茂太）より、
　人からの評価を求めれば求めるほど、不平不満が大きくなるものだ。

　それよりも、むしろ自分で本当によくやった、よくやっていると思えるなら、まず自分でほめてやればいいのだ。
　それでは、自己満足ではないかと思うかもしれないが、まず自分がやることに自分が満足することが大切なのである。

　そして自分をほめるだけでなく、ちょっとしたご褒美を自分に与えてやればいいのだ。
　人に何かを求めても、人は自分の思い通りにはしてくれません。それを不平不満に感じていては、幸せに暮らすことはできないでしょう。
　そもそも人は他人のことにそんなに興味はもっていないものです。
　人のいい所を評価し、ほめてくれるような人はそんなにはいないでしょう。

　だとしたら、人に求めずに、自分で自分を評価し、自分をほめることで満足できたらいいのでしょう。
　ところが、「自分で自分に○○する」という感覚が理解できなかったり、その価値が感じられない人もいるでしょう。
　今までに「自分で自分で○○しよう」と考えたことがない人は、けっこういるのではないでしょうか。

　「自分をほめてあげる」「自分にやさしくしてあげる」など、「自分に○○してあげる」ということは、自分を大切にすることであり、幸せになる方法の一種だと思います。
　いつでも、どこでも、自分を大切にできるのは自分だけです。

　人がどう思うかよりも、自分が自分のことをどう思えるかが大事なのではないでしょうか。
　人の評価を気にしすぎる人は、自分を評価していない自尊心の低い人なのかもしれません。
　自分が自分のことをちゃんと評価しているのなら、人がどう思おうとかまわないはずです。

人がどう思おうが ハオハオ　　自分は自分で 好好

　人に左右されずに、自分で幸せになるために、自分を幸せにすることができるようになれたらいいのではないでしょうか。



　　　

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『「幸せ力」をつける生活術』斎藤茂太

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