読書日記

  死と生を強く意識する

 PHP10月号の特集は『くよくよしない人・毎日を楽しめる人』。
 松田美由紀さん(女優)は、
 私は早くに親や夫を亡くしてしますので、「死」というものが、かなり若い時から自分の中に根付いていました。死を強く意識すると、逆に「生きる」ということも強く意識します。そうすると、毎日生かされていることや、健康であることの喜びを強く感じます。
 十日後に死ぬなら、これを食べておこうとか、好きな人に好きと言っておこうとか。そういう生き方が続いているので、毎日がすごく濃いんです。
 誰の人生にも「死」というものが待っています。
 死について悩む人もいるでしょう。
 死をただ怖れていても不幸な気もちになるたけです。それなら、考えないほうがいいでしょう。
 一方、「死」を意識することで「生」を意識することが、幸せな生き方につながることもあるのです。

 「死」に比べれば今の「生」に、喜びや幸せを感じられることもあるのでしょう。
 たとえば、健康の幸せ、食べられる幸せ、好きなもの(事・人・物)と関われる幸せ、幸せを感じられる幸せ、生きている幸せ、・・・。

 人生の限られた時間の中でやりたいことをやろう、と考えることも幸せな生き方につながるでしょう。
 生きているうちにしたいことを真剣に考えてみる時があってもいいのではないでしょうか。

 「死」と「生」を意識することで、幸せで充実した生き方ができるようになるといいのでしょう。



   

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