読書日記

  あると便利なモノ?

 『ようこそ断捨離へ』(やましたひでこ)より、
 必需品と嗜好品、どちらも、あってしかるべき、持ってしかるべきモノたち。
 問題なのは、必需品と嗜好品の間……「あると便利なモノ」。
 この「あると便利なモノ」、それは、じつは「なくても困らないモノ」なんですよね!?

 「あってよし」「なくてもよし」……それが、断・捨・離の「離」の意味するところです。
 必需品がないと困って不幸な気もちになるでしょう。
 嗜好品を楽しむことで幸せな気もちになれるでしょう。
 幸せになるためには、できるだけ不幸にならないことと、幸せになれることをすることが大事です。

 断捨離の「断」「捨」で問題になるのは、必需品でも嗜好品でもない「あると便利なモノ(=なくても困らないモノ?)」なのでしょう。
 たとえば、「物」コレが役に立つ時がそんなにあるのか、コレがなくてもどうってことないのではないか。「人」この人とつきあう価値はあるのか、つきあわなくてもいいんじゃないか。「事」コレをやるのは何のためか、やらなくても問題ないのではないか。
 こんなふうに考えてみれば、なくても困らないモノが見つかるでしょう。そういうモノは、「断」(買わない/つきあわない/やらない)と「捨」(捨てる/つきあいをやめる/やるのをやめる)ができるといいのでしょう。

 どうしても「断」「捨」できないモノ(物・人・事)は、実は必需品か嗜好品なのかもしれません。
 ないと困るモノは必需品なのです。ソレと関わる際には、「あってよかった」と思えるといいでしょう。
 あると自分の楽しみや安楽や幸せにつながるモノは嗜好品なのです。ソレと関わる際には「幸せだなぁ」と思えるといいでしょう。

 今の自分にあるモノは「あって幸せ」、今の自分にないモノは「ソレがなくても幸せ」と思うこと(「離」が)できるようになるといいのでしょう。
 今の自分にあるモノの中で「なくても幸せ」と思えるのなら、あっさり「捨」ててスッキリできるといいのでしょう。
 断捨離を少しずつ進めることで、もっと自由に幸せに暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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