読書日記

  恒常緊張

 『リラクセーション』(成瀬悟策)より、
 不全な緊張や残留する緊張は、からだのあちこちの部位や関節にだんだん蓄積され、習慣化し、挙げ句の果てには慢性化して、目指す動きを妨げたり、必要な緊張に干渉したりしかねません。
 このように、からだのある部位に盤踞して緊張や動きに重要な影響を与える緊張を「恒常緊張」と呼ぶことにします。
 余分な緊張は、筋肉のみならず腱や靭帯や関節や骨などにも余計な負荷をかけ、からだに悪い影響を与えるのでしょう。緊張によって血行が悪くなるのもよくないでしょう。
 長時間・長期間の緊張は、疲労やコリなどを蓄積し、からだの不調につながるのでしょう。疲労やコリをうまく解消できない場合、習慣化・慢性化して恒常的なものになってしまうのでしょう。

 心の緊張の場合にも、度が過ぎると気もちが沈んだり精神的に疲れたりするでしょう。心の緊張が胃や心臓などの内臓に悪影響を与えることもあります。
 精神的な緊張の積み重ねは、慢性的な疲労になったり抑うつ状態になったりするでしょう。

 このような「恒常緊張」による弊害は、仕事・家事・学業などの効率を低下させるのでしょう。
 また、悪い気分で過ごす時間が長くなり、幸せに暮らすことが難しくなるでしょう。
 心身への悪影響を小さくできるように力を抜き、疲労やコリを溜めないようにうまく解消できるような、リラクセーションのしかたを身につけられるといいのではないでしょうか。



   

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リラクセーション』成瀬悟策

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