読書日記

  経験で培われる

 『大局観』(羽生善治)より、
 「大局観」は多くの経験から培われるもので、自分以外の人間の過去のケースをたくさん見ることでも磨かれていく。いわば、「大局観」には、その人の本質的な性格や考え方がとても反映されやすいのである。
 こうしたことから、経験を積めば積むほど「大局観」の精度は上がっていく。
 状況判断・方針選択・予測などに優れた大局観を養うためには、経験を積み重ねることが何よりなのでしょう。
 様々な経験を積めば、現在の状況に近い経験を元に考えれば、よい方針を選び、よい結果に結びつきやすい対応もしやすいのではないでしょうか。

 何よりも大事なのは、自分で経験すること。いろんなことを自分で実際にやってみることなのでしょう。
 時には、困難や失敗も覚悟の上で、いい経験をするつもりでやれるといいのではないでしょうか。

 と言っても、一人の人間の経験できることは限りがあります。そこで、自分以外の他人の経験を多く知ることで、大局観を磨けるといいのでしょう。
 たとえば、人のやっていることをよく見る、人から話を聞く、人の経験が書かれた本(歴史書/自己啓発本など)を読む、・・・。

 経験をしても何も学べなければ価値がないのではないでしょうか。
 ただ経験するだけでなく、自分のいい経験とすることが大事なのだと思います。
 そのためには、自省する時間をもてるといいでしょう。
 また、常に学ぶ習慣をつくることが大切だと思います。

 要は、経験を通して人間として成長することが、大局観を培うためには肝心なのだと思います。
 そして、人間性を高めることが(自分らしく、幸せな)いい人生につながるのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

大局観』羽生善治

ホームページ