読書日記

  特別なものはいらない

 『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。

幸せの達人は、
 特別な所に行かなくても幸せのありかを知っている。
 特別なものを見なくても“幸せ”と思える。
 特別なことを為さなくても幸せになれる

  (『老子』第47章「聖人、不行而知、不見而名、不為而成」)

 幸せはどこに行けばあるのでしょうか?(『「「青い鳥」をさがしすぎる心理』加藤諦三

 『なんだ、あれが僕たちの探している青い鳥なんだ。
  僕たちはずいぶん遠くまで探しに行ったけど、
  本当はいつもここにいたんだ』 メーテルリンク 「青い鳥」

 幸せはたくさんあります
 自分がもっている幸せをたくさん知り、今の生活の中で出合える幸せがたくさんあることを知っている人は、今の環境でも十分に幸せでいられるのです。

幸せの青い鳥は 幸せに暮らす習慣

 何があれば、幸せになれるのでしょうか?
 素晴らしいもの(物・人・事)があれば、幸せを感じられる人は多いでしょう。たとえば、高価なものが自分のものになれば、素晴らしい人といい関係になれたら、幸せな出来事があったら、とても美しいもの(物・人・事)を見たら、・・・。

 そういう特別なものがなくても、幸せなもの(物・人・事)は自分のまわりにたくさんあるのです。たとえば、自分の好きな物がある人はそれと関って幸せを感じられるといいのです。まわりの人を大切にし、人を愛する幸せを感じられるといいのです。自分が今できるやりたいこと幸せになれることをすればいいのです。

 何かを成し遂げないと幸せになれないのでしょうか?
 夢や目標をもって生きることは幸せになる方法の一つであり、それが達成できれば大きな幸せを得られるでしょう。

 そういう特別なことを成し遂げなくても、自分が今の生活の中でやっていることに幸せを感じられるといいのです。
 自分の好きなことややりたいことをやり続けることが、何かを成し遂げることにつながるのが理想なのでしょうが。それは今やることを大切した結果であって、成し遂げることがなくても幸せに暮らせたら、それでいいのではないでしょうか。

 幸せになりたくても、なかなか幸せになれない人・不幸になっている人の中には、特別なものを求めすぎている人が多いような気がします。
 特別なもの(物・人・事)がなくても幸せに暮らせる人になれるといいのではないでしょうか。



   

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