読書日記

  自分は自分で幸せ

 『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。

まわりの人は皆、有り余るほどのものをもっているが、
 私はひとりで、何ももっていないようなものだ。
 私はひとり、他の人とは違っている。
 母なる幸せの道の恵みを有り難くいただいている

  (『老子』第20章「衆人皆有余、而我独若遺、
            我独異於人、而貴食母」)


 比較は不幸になる考え方です。
 他の人が何をもっていようが、自分が不幸になることはないのです。

 「人は人自分は自分違っていていい)」と考えられるといいでしょう。
 人の幸せについては微笑ましく見られるようになれると、なおいいでしょう(人の幸せを祈る)。

 人から見たら何ももっていないように見えても、すべての人はたくさんの幸せをもっているのです。生活の中で出合える幸せもいろいろあるのです。自分が努力すれば得られる幸せがたくさんあるのです。
 現在日本に暮らすたいていの人は心がけしだいで「今は(それなりに)幸せ」と思えるようになれると思います。

 自分の幸せを知り、幸せになる心の働きを活用すれば、幸せに暮らせるようになれるでしょう。
 たくさんの幸せを実感して生きられるようになれば、人の幸せを羨んだり比較して落ち込んだりしなくてすむようになれるのです。


   

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