しあわせ日記
生きる不安
“生きる不安”というようなものが人間はつきものなのかもしれません。実際に将来の不安や心配事のために幸せに暮らせない人もいると思いますが、なんとなく将来が不安だからとやっていることが誰にでもあるではないでしょうか。
たとえば、貯金です。何か決まったものを買うための貯金ではなく、将来のための貯金をしているのは、将来への不安があるからでしょう。
不安を感じることは悪いことではありません。「不安は(悪いことを避けるための)注意信号」と考え、今できる対策がとれるといいのです。
不安を感じ、将来に備えることで、不幸を回避するというのは、人間の素晴らしい能力の一つです。
ただし、不安で今を幸せに暮らせないようではよくありません。
将来のことをある程度考えて、今やれることをそれなりにやったのなら、あとは「その時はその時」と考え、今を大切にしたほうがいいでしょう。
また、先のわからないことは「なるようになる」と考えるのもいいと思います。
将来自分を支えてくれるものとして「お金」「人」「健康」があると思います。これらを大切にすることも将来の不安・生きる不安への対策になるでしょう。
でも、最後にいちばん頼りになるのは、「自分」だと思います。悪い状況でもできるだけ不幸にならない自分になれるように、自分を育てることができるといいでしょう。
(不安の反対の)安心は幸せの一つです。そして、安心するためには信じることです。
将来の自分の幸せを信じることで希望をもって生きられます。また、信じるから行動・努力できるということがあります。反対に、将来の幸せに向かって行動・努力しているから、不安を忘れ、希望をもって生きられるということもあるのです。
信じることは幸せになる第一歩です。
さらに人間には、自分の将来の幸せを考え、それを目標に努力するという素晴らしい能力があります。
その能力を活かして、幸せの目標をもって生きられるようになれたらいいのではないでしょうか。