読書日記

  満足と幸福

 『新・幸福論』(五木寛之)より、
 私たちの大半は、現在の生活をほどほどに肯定して生きている。
 しかし、満足はしていても、幸福かどうかとなると、はたしてどうでしょうか。

 絶望もなく、といって希望もなく、不幸でもなく、さりとて幸福でもない。そんななかで、ぼんやりした不安に気づかないふりをして、まずまず満足、と自分にいいきかせながら生きている。
 現在自分のおかれている環境と、その中での生活については、ほどほどにいい(悪くはない)と思っている人が多いのでしょう。
 絶望はしてないけど希望もないという人が多いのかもしれませんが、一部に絶望している人もいれば、夢や希望をもって生きている人も多いと思います。
 不幸ではないが幸福でもないという人が多いのかもしれませんが、不幸な人はたくさんいるし、幸福な人もけっこういると思います。

 違いはあってもそれほどの差はない環境に暮らしていて、いろんな心(の状態)で生きている人がいるのは、それぞれの人の心(の働き)の違いによるところが大きいのではないかと思います。

 希望がもてないのは、希望をもとうと努力していないか、希望をもつ能力が足りないからだと思います。能力は工夫しながら使えば向上させることができると思います。
 それに、生きている人はすべて、心の中に(無意識に)希望をもっている(絶望はしていない)のだと思います。

 満足はしていても幸福ではない人は、頭では満足できても、心からは満足できていないのではないかと思います。
 満足しているもの(事・人・物)があるのなら、それを「幸せだなぁ」「ありがたいなぁ」などと心から思えれば、幸福感を感じられるでしょう。



   

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