読書日記

　　人生の答え

　ＰＨＰ１０月号の特集は『悩みからの抜け出し方　「心」が人生を変える』。
　枡野俊明さん（徳雄山建功寺住職）は、
　人生には、明確な答えなどありません。時には、一つの答えを求めない心が必要なのです。あるはずのない答えを強引に引き出そうとすれば、それは悩みや苦しみに変わっていきます。
　人生のなかには、いくつもの答えがあります。先ずは、本来の自分の心と向き合って、決して一つではない多くの答えを探してみることです。
　人生はこう生きなければならない、などということはありません。いろんな人生・生き方があっていいのです。
　「こうしなければいけない」のような（無意識の）思い込みが人を苦しめていることがけっこうあるのでしょう。ましてや、完璧な解決だけを求めているような場合は、なおさらです。
　私たちが選べるのは現実的な答えだけです。非現実的な答えをいくら求めても、いつまでたっても見つかるわけはなく、苦悩が続くだけです。

　人生の答え（人生の選択／道）は一つではなく、たくさんあるのです。
　自分にとって重大な問題は多くの答えを探してみることができるといいのでしょう。
　いろんな答えを（広く）探し、有力な答えは深く考えてから、選択・決断できるといいのではないでしょうか。

　複数の答えから一つを選択する際に大切にしたほうがいいのは、自分の心なのでしょう。
　第一には、自分の望みを大切にできるといいでしょう。
　第二に、自分の価値観や考え方などを大切にすることで、自分らしい選択ができるといいでしょう。
　第三には、自分の気もちを大切にすることです。現実として今の自分には無理な考え方や方法は、いくら正しくても自分を苦しめるだけです（正しさよりも自分の気もちが大切）。

　人生のなかでは、一つの答えにとらわれずに、いろんな答えの中から、自分が幸せになれる答えを選択できるようになれたらいいのではないでしょうか。



　　　

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