読書日記

  何をなすべきかより自分が何であるか

 『生きるということ』(エーリッヒ・フロム)より、
 「人びとは何をなすべきかより、自分が何であるかを考えるべきである……。かくしてなすべきことの数や種類でなく、善くあることに重点をおくように心掛けよ。あなたの仕事によって立つ基本を、むしろ重視せよ」(エックハルト)
 「自分が何であるか?」。その答えはいろいろあるでしょうが、「私は○○である」という場合、仕事によって果たす役割を考える人が多いのでしょう。
 そこで仕事の目的を重視するためには、自分はどうあればいいのかを考えられるといいのではないでしょうか。

 「自分がどうありたいか?」は、「なりたい自分ならどうあるであろうか?」と考えることでわかることもあるでしょう。

 幸せになるためには、何をなすかは大事です。
 でも、なす(と決めた)ことは、どういう気もちでなすかが大事だと思います。
 幸せになりたいのなら、今やることを少しでも幸せな気もちやれるように工夫や努力をすることが大切でしょう。

 自分が幸せ(な人)でありたいのなら、幸せに過ごすことを心がけるとともに、幸せな人になれるように自分を育てていくことが大事なのではないでしょうか。



   

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