読書日記

  一番になりたい

 『シンプルマインドのすすめ』(鷲田小彌太)より、
 一番になりたいというマインドは、まさにシンプルマインドである。これ以上単純明快なことはない。それに、一番は一人しかいないが、一番になろうとすることは、誰にでも可能である。
 一番でいたい、一番でなければならない、というのと、一番になりたい、とを区別してほしい。同じではない。一番になりたいは、努力にこだわる。一番でいたい、一番でいなければならないは、現状にこだわる。
 一番になりたい、勝ちたい、成功したい、願いを成就したい、こう(いう人に)なりたい・・・自分なりの目標をもって努力するのはいいことです。目標を達成することは自分の幸せにつながるはずです。
 一番になりたいというのは、わかりやすく、最高の努力につながるのでしょう。

 ただし、一番にならなくてはいけない、勝たなくてはならないのように、結果だけにとらわれてしまうのは、自分を苦しめることになるのではないでしょうか。
 もっと努力の過程を大切にしたほうがいいのでしょう。そのためには、いい心の姿勢をキープして努力の過程を楽しむことができるといいでしょう。いい努力を続けることがいい結果にもつながるのだと思います。

 一番になりたいと努力しても一番になれになれないこともあるでしょう。
 でも、一番を目指した努力をしたのなら二番とか三番とか上位には入れ、第一人者にはなれなくても実力者にはなれるのではないでしょうか。
 その過程で養った実力をその後に活かせば、きっと成功できるのではないかと思います。

 一番を目指すのなら、人があまり目指さない一番を狙うのも一つの方法だと思います。
 また、人よりも何倍も時間をかけることで一番になれることもあると思います。
 たとえば、ネットで「幸せ」と検索すれば一番に出てくるのは「幸せのホームページ」です。それはここ10年ぐらい変わっていないし、ライバルと言えるようなサイトも見当たりません。

 何かを目指して一番努力する人になれたら、きっといつか一番になれるのではないでしょうか。
 そうなるための秘訣は、努力を楽しめることだと思います。



   

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