読書日記

  自分のしたことの結果

 『一日一生』(酒井雄哉)より、
 ぼくたちはすぐに、縁起が良いとか悪いとか、運が良いとか悪いとか言いがちだ。幸せも不幸も、どこかから勝手に来ると思えば、良くないことがあると人のせいにして、「自分だけがなぜこんな目に……」と思ってしまう。
 でも、目の前の状況は、自分のしたことの結果が巡り巡ってやってきたものと思いと、しっかり受け止めて、これからは良いことをしていこうと思えるのではないだろうか。
 悪いことが起こった時、「なんで自分だけがこんな目に……」のように思うと、余計につらい気もちになるでしょう。さらに、「自分はなんて運が悪いんだ」と思うと、ただ嘆いたり落ち込んだりするだけになってしまいます。
 悪い状況の時、「なんで自分だけがこんなことに……」「自分はなんて悪い運命なんだ」のように思うと、すごくつらくなるだけでしょう。

 一方、悪いことが起きた時、悪い状況になった時に、「これも自分のしたことの結果」「悪いことをした報いだ」と考えれば、「しかたがない」と現実を受け入れやすいのでしょう。
 そうすれば、これからは悪いことはしないようにしよう、良いことをしよう、自分自身を改善していこうというような気もちにもなれるでしょう。
 それが自身の成長につながり、現実もいい方向に変わっていくのではないでしょうか。

 幸不幸については、心の問題です。
 不幸な気もちになるのは自分がそういう考え方をしているから、と考えられるといいのです。
 自分のイヤな気もちに気づいた時には、「不幸になる考え方をしているのではないか?」「Yes」「では(今できる)幸せになる考え方は?」と幸せになる考え方を心がけることができるといいのです。
 その第一は「こういうこともある」のような受け入れる考え方です。
 自分に役立つ幸せになる考え方を身につけていけるといいでしょう。

 大きな不幸の場合には、時間がかかるかもしれませんが、まず現実を受け入れ希望をもって幸せになる考え方を心がけていくことで不幸を幸せに変えられるようになるといいでしょう。

 悪いことを安易に状況や他人や運(命)などのせいにしないで、自分自身を改善するいい経験やきっかけにできるようになるといいのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

一日一生』酒井雄哉

ホームページ