読書日記

  勝ち組になろうとしない

 『幸せになる力』(清水義範)より、
 人間を、勝ち組と負け組に分けるような考え方は、ものすごく間違っているからやめよう。その考え方は、多くの人を不幸にするだけなんだよ。

 だからきみは決して、勝ち組になろうなんて考えてはいけない。ちゃんと目標を持って、それに努力していける、まとも組になろう。
 人間を一つの基準で勝ち組と負け組に分けるのは、傲慢で乱暴だし、心無い考え方でしょう。しかも、その基準はあいまいです。
 そして、人に対する考え方自分に返ってきて、自分を不幸にすることになるでしょう。

 一時的に成功して「自分は勝ち組」などと思っていると、傲慢になって怠けてダメになってしまったり、より大きい成功を狙って大きい失敗をしてしまったりしやすいでしょう。
 それに、成功して金持ちになったっとしても、ある程度以上お金があっても幸不幸はあまり変わらないでしょう(お金と幸福感)。

 夢や目標をもって努力するのは、幸せになる方法の一つです。
 でも、結果だけを求めると努力がつらくなるでしょう。また、失敗した時には「自分は負け組」などと不幸に陥ることになるでしょう。
 結果だけでなく過程を愉しめるといいでしょう。それに、「結果」と「過程を愉しむ」は両立すると思います。

 勝ち組・負け組のような考え方には、人との比較が含まれています。比較は不幸になる考え方です。
 するのなら、過去の自分と比較したほうがいいでしょう。
 たとえば、一年前の自分と比べて今の自分は、少しは進歩しているか、成長があるか、少しは幸せに暮らせるようになれたかなどと。

 目標をもって努力する習慣をつくり、自身の成長とともに、少しずつ幸せになっていけるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

幸せになる力』清水義範

ホームページ