読書日記

  無知でいる

 『幸せになるための罪深き7つの知恵』(ロジャー・フーズデン)より、
3つめの知恵「無知でいましょう」

 世の中について自分が何も知らないということに気づけば気づくほど、私は好奇心が増してきました。
 好奇心があると、自分の心臓の鼓動に敏感になれます。好奇心は様々な扉を開けて、世界が息づく「大いなる生命」と私たちを結ぶ架け橋になってくれます。

 信念や信条で自分をがんじがらめにすると、人は好奇心が働かなくなって、予想通りにしか生きられなくなります。
 幸せになるためには、いろんな幸せに気づき自分の幸せをたくさん知ることができるといいでしょう。
 また、自分自身を知ることが自分を育てるためには大事なのだと思います。

 幸せに気づくため、幸せを知るために役立つのが好奇心なのでしょう。好奇心があると、幸せになものに対する自分の小さな感動に敏感になれ、それだけ気づけるのではないでしょうか。
 たとえば、自然や生物への好奇心があれば、いろんな幸せに気づけるでしょう。
 ところが、知ってるつもり、わかったつもり、悟ったつもりになってしまうと、好奇心が働かなくなって新たな発見や気づきが少なくなってしまうのでしょう。

 好奇心をはたらかせて気づいた幸せ候補に関心をもつことで、その良さが見つかればいいのだと思います(おもしろさを発見できる能力)。
 また、興味を深めていくことで味わいを増していくものもあるでしょう。

 関心や興味や好奇心を生かすためには、自分のテーマがあるといいでしょう。明確なテーマがあれば、それに関することに関心をもつことも、興味を深めていくこともできると思います。
 現在自分のテーマが特にない人は、「幸せ」をテーマにしてみてはどうでしょうか。

 この宇宙の中では、私たちの知っていることなど、ほんのわすかしかないなのです。
 「自分は何も知らない」という謙虚な心を忘れずに、好奇心や関心や興味をもつように心がけることで、自分の幸せを広げていけたらいいのではないでしょうか。



   

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