読書日記
不足行動
PHP12月号の特別企画は『「脱・三日ぼうず」大作戦』。
石田淳さん(行動科学マネジメント研究所所長)は、
継続したいと思っている行動には、2つのパターンがあります。一つは、運動をしたり、英会話を始める、掃除をこまめにするといった、現在はしていないが、これから増やしたい「不足行動」です。
不足行動の場合の、環境を整える3ポイント。
1.行動のきっかけを作る
2.メリットを用意する
3.ハードルを低くする
何かを始めようとしても、なかなか続かずに“三日ぼうず”になってしまうことがあるのではないでしょうか。
そんな場合には、継続しやすい環境を整えるために、いろいろと工夫できるといいのでしょう。
まずはとにかく始めることが肝心です。そのためには、その行動のきっかけになるような用意ができるといいのでしょう。
たとえば、お気に入りの道具を買う。運動ならウェアや靴など、英会話なら教材や教師など、掃除なら掃除道具。気に入った道具なら、それを使いたくて行動しやすくなるでしょう。
行動に伴うメリットがあれば、継続しやすいでしょう。
たとえば、ちゃんと行動した場合には自分に何らかの(好きな)ごほうびをあげるようにする。好きな物を買う、好物を食べる・飲む、好きなことをやる、好きな人と接する、・・・。
また、「(行動が続いて)○○たら、◎◎になる」というような先のメリット(ニンジン)を思い浮かべるのもいいのではないでしょうか。
最初からハードルが高いとすぐに挫折しやすいでしょう。はじめはハードルを低くしたほうがいいのでしょう。
完璧主義にならないように、はじめのうちは思っていたのの60%でヨシとする、ときには休んでもいいことにするなど。
他にもいろんな工夫ができるはずだと思います。
たとえば、やる気を出す工夫、行動力を高める工夫、楽しむ工夫、いい心の姿勢をキープする工夫、・・・。
根本的に大事なのは、行動する習慣や工夫する習慣などのよい習慣を身につけられるようになることでしょう。
いちばんいいのは、よい習慣を身につける習慣をつくることではないでしょうか。