読書日記

  なんでも「……すべき」

 『生き方を変える大法則』(大野裕)の「こんな気持ちにとらわれていませんか」より、
□あなたは、なんでも「……すべき」と考えていませんか?
 何をやるにしても、“……すべきだ”“……しなければならない”と考える傾向の強い人も注意が必要です。こうした考え方は、自分自身にプレッシャーをかけ、行動範囲を狭め、最終的には、悪い結果を招いてしまうことになりがちです。
 仕事は(うまく/はやく/完璧に)すべきだ、人づきあいは(誰とでも)ちゃんとすべきだ、家事は(すべて/完璧に)すべきだ、常に正しい行動をすべきだ、誰にでもやさしくすべきだ、・・・。
 このような「……すべきだ」が多いと、生きていくのはいろいろ大変なのではないでしょうか。

 「……すべきだ」という気もちが強すぎると、力が入りすぎて、つらくなったり疲れたりしやすくなるでしょう。力みすぎがミスや失敗につながることもあるでしょう。
 しかもなんでも(無意識に)完璧を目指してしてしまうと、なおさらでしょう。思うようにできなかった場合にも、苦い思いをすることになるでしょう。
 「自分なりに(ふつうに/それなりに)できればいい」ぐらいに、少し心の力を抜いて、事と場合によっては手を抜いたり力を抜いたりできるといいのではないでしょうか。

 なんでも「……すべきだ」と思うと、やりたくないことでもやらなくてはならないことが増えるでしょう。
 また、その分の時間とエネルギーをやりたいことをやるために使えなくなるのです。
 それでは生活を楽しむことも難しいでしょう。

 つらくなったときに、「自分は“(完璧に)すべきだ”という気もちが強すぎるのではないか?」と自問できると、「……すべき」という考えに気づけるかもしれません。
 そしたら、「必ずしも(完璧に)しなくてもいい」と考えられることもあるのではないでしょうか。



   

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