読書日記

  レッテルを貼る

 『生き方を変える大法則』(大野裕)の「こんな気持ちにとらわれていませんか」より、
□あなたは、自分や他人に“レッテル”を貼っていませんか?
 よく、自分は人生の失敗者だとか、敗北者だと決めつけてしまう人がいます。
 また、自分にレッテルを貼りたがるときには、他人にもレッテルを貼りたくなります。そうすると、レッテルの一方的な面しか見えなくなってきます。それでは、相手の人だっていい気持ちはしないでしょう。こうして、人間関係がぎくしゃくしてくることになるのです。
 「自分は敗北者だ」「自分はダメだ」などと決めつけると、つらいだけでなく、希望がもてなくなって実際にそのようになってしまうのでしょう。
 実際に自分には失敗や欠点もあるのでしょう。でも、それは一面にすぎません。それだけで決めつけ、将来の可能性まで失ってしまうのは、自分のためによくないでしょう。

 失敗したときに自分をダメだと決めつけるのは、自分で自分をいじめているようなものです。
 つらいときには、自分を助けることができるようになるといいでしょう。
 たとえば、「そのままでいいよ」と自分に言ってあげること。ただし、いつも「そのままでいいよ」では、自分を甘やかすことになってしまいます。そこで少し条件をつければいいと思います。
 「ここは、このままでもいいんじゃない」「今は、そのままでもいいよ」のように。
 さらに、「ここは××だけど、自分には○○もある」「今は××だけど、いつかは○○になれる」と考えられるといいのではないでしょうか。

 人に対しても(悪く)決めつけるのは、相手にも、自分にも、両者の関係にもよくないでしょう。「人を悪く決めつけるのはやめよう」と心がけたほうが、自分のためにいいと思います。
 また、人をバカにするような考え方もやめたほうがいいでしょう。
 人に対する考え方は、結局、自分に返ってくるのではないでしょうか。



   

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