読書日記

  オール・オア・ナッシング

 『生き方を変える大法則』(大野裕)の「こんな気持ちにとらわれていませんか」より、
□あなたは、何でもオール・オア・ナッシングで考えていませんか?
 極端に、ものごとを白か黒に決めつけたくなります。たとえば、いつもはAをとっている学生が、たまたまBをとっただけで、自分は《完全にダメだ》と考えてしまいます。
 一つや二つ失敗したからといって、それですべてがダメになるなんて、そうそうあることではないのです。
 自分の望み通りになれば幸せで、そうでなければ不幸。一つのことができなかっただけで「自分はダメだ」。一度の失敗で「(人生は)もう終わりだ」。
 このようなオール・オア・ナッシングの考え方は不幸になる考え方です。

 確かに、勝ち負けがはっきりすることもあります。
 でも、たとえばゲームの場合なら、勝ち負けだけでなく楽しめるかどうかが大事でしょう。
 それに、人生の中の勝負は1回だけではなく、自分がその気になれば何度でも勝負できるのではないでしょうか。

 「○○たら幸せになれる」と思って努力するのはいいことです。
 でも、「○○にならないと幸せになれない」「(○○でない)今は不幸だ」のような思い込みは、オール・オア・ナッシングの不幸になる考え方です。
 「幸せはたくさんある」「(○○はまだなくても、他の幸せがあるから)今は(それなりに)幸せ」のような幸せになる考え方もできるのです。
 オール・オア・ナッシングの反対に、「すべてのもの(事・人・物)には価値がある」「すべてのことはいい経験」のような考え方さえ可能なのです。

すべてのものは 好好

 そもそも幸不幸は、幸せか不幸かのオール・オア・ナッシングではありません。
 すごく幸せからすごく不幸まで、いろんなレベルの幸福度があると考えるのが妥当でしょう。
 ですから、少しずつ幸福度を高めていくことができればいいのではないでしょうか。



   

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