読書日記

  幸せの7つの大罪?

 『こころのレシピ』(クリストフ・アンドレ)より、
 幸せの7つの大罪
 第1の大罪――幸せは人を無気力にさせる
 第2の大罪――幸せは人を利己的にする
 第3の大罪――幸せは人を不安にする
 第4の大罪――そもそも幸せなんて存在しない
 第5の大罪――幸せなど広告の宣伝コピーにすぎない
 第6の大罪――幸せは民衆の阿片である
 第7の大罪――幸せは低俗である
 人は幸せになると満足して努力しなくなるのでしょうか?
 いろんなレベルの幸福度があり、日常的な幸福度は少しずつ高めていくことができると思います。
 「今は(それなりに)幸せ。でももう少し幸せになれたらいいな。ではどうしたら?」という心の姿勢で生きていけるといいでしょう。また、今の「幸せを力に」とさらに幸せになれるようになると、なおいいでしょう。

 いろんな幸せがあります。その中には利己的な幸せが多いでしょう。それはそれでいいと思います。ただし、利己的になりすぎて人へのやさしさ思いやりを欠いてしまうのは問題でしょう。
 また、利他的な「人を幸せにする」ことも幸せになる方法の一つです。自分を育てようとする人は、人間として成長し、人も大切にできるようになるはずです。人を愛する幸せを感じられるようになるといいのではないでしょうか。

 不安になるのは自分がそういう考えをしているからです。幸せになる考え方を心がけることができるといいのです。
 人が何と言おうが、自分が「幸せだなぁ」と思えた時、自分は幸せなのです。そこには幸せが存在するのです。自分の心の中の幸福感がその証しです。
 自分の幸せは自分で選べばいい。広告はその(無数にある)ヒントの一つにである。
 政治家が「民衆の幸せ」を政策に掲げるのは当然のこと。民衆は阿片のような偽の幸せにはだまされない。幸せの弊害は(自分さえ気をつければ)ない。むしろ、幸福感の価値は大きい。
 人の幸せを「低俗である」などと言う傲慢で未熟な人間の言うことは相手にしない。

 などと、むきになって反論する必要もなく、「私は幸せになりたい」と思うのなら、「幸せになろう」と努力すればいいのではないでしょうか。



   

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