読書日記

  満喫する

 『幸せを科学する』(大石繁宏)より、
 感謝の気持ちを忘れないことと似た態度としては、好ましい経験を「満喫する」という態度も重要であるという報告がされている。
 ブライアントとヴェロフによると、日常生活での平凡な経験でも、満喫する態度を持つことで非凡なものになるという。

 意識して注意を払わない限り、美しい山々も河も田園も、すべて背景として潜み隠れてしまうのである。同様に、意識して注意を払わない限り、暖かい親友や家族の存在も当然のこととして受け取られ、感謝の気持ちを忘れてしまうのであろう。
 「満喫する」とは、「十分に飲み食いすること」「十分に楽しむこと」。
 食事を満喫する、趣味を満喫する、好きな人といっしょの時間を満喫する、旅を満喫する、イベントを満喫する、自然を満喫する、季節を満喫する、風呂を満喫する、快眠を満喫する、今の生活を満喫する、・・・もっといろんなものを満喫できるのではないでしょうか。

 大事なのは、今やること・目の前のもの(事・人・物)を意識して「満喫しよう」と心がけることでしょうか。
 「満喫しよう」というのはピンとこないので、「楽しもう/味わおう」と思えればいいのではないかと思います。
 要は、楽しむ意識をもって生活することではないでしょうか。

 生活の中でやることの中には、工夫しだいでより楽しめることがけっこうあると思います。
 仕事や勉強や家事などのやらなくてはならないことも工夫することで少しは楽しめるのではないかと思います。

 今の自分の生活の一つ一つを大切にして、満喫できる(少しでも楽しめる)ようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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