いじめられたとき、挫折したとき、私たちの心にはさまざまな思いが渦巻きます。哀しみ、怒り、悔しさ、憎しみ、妬み……。自信を失い、自分がなんの取り柄もない駄目人間に思えて自己嫌悪にかられたりもするでしょう。それは当然のことなのですが、いつまでもマイナス感情にとらわれていては、なかなか不幸から抜け出せない。誰にでも不幸な事は起こります。そんなとき、一時的に不幸な気もちになるのはしかたがないでしょう。
しかし、今のつらさをこれからの人生で生かそうと未来志向で生きはじめた途端、不幸は不幸でなくなります。それどころか、幸福を見いだすための貴重な財産になる。
![]() ![]() 『不幸な国の幸福論』加賀乙彦 ![]() ![]() ![]() |