読書日記

  つらさをこれからの人生で生かす

 『不幸な国の幸福論』(加賀乙彦)より、
 いじめられたとき、挫折したとき、私たちの心にはさまざまな思いが渦巻きます。哀しみ、怒り、悔しさ、憎しみ、妬み……。自信を失い、自分がなんの取り柄もない駄目人間に思えて自己嫌悪にかられたりもするでしょう。それは当然のことなのですが、いつまでもマイナス感情にとらわれていては、なかなか不幸から抜け出せない。
 しかし、今のつらさをこれからの人生で生かそうと未来志向で生きはじめた途端、不幸は不幸でなくなります。それどころか、幸福を見いだすための貴重な財産になる。
 誰にでも不幸な事は起こります。そんなとき、一時的に不幸な気もちになるのはしかたがないでしょう。
 でも、いつまでも悪感情に心を支配されていては、不幸から立ち直り、幸せに暮らすことはなかなかできません。

 不幸な気もちを小さくするためには、まず現実を受け入れることからだと思います。
 現実を受け入れられれば、希望をもつこともできるようになるでしょう。

 そこで、「このつらさをこれからの人生の生かそう」と考えられるといいのでしょう。
 そう考えれば、この不幸も「いい経験にしよう」「いいきっかけにしよう」「このつらさを心のバネにしよう」などと、前向きな考え方もできるのではないでしょうか。

 また、「幸福になろう」、そのために「自分を育てよう」と考える人には、「すべてのことはいい経験」とも考えられるでしょう。
 このように不幸を幸福に変えることができれば、不幸から立ち直れるだけでなく、人生の中での貴重な経験になるのではないでしょうか。



   

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