読書日記

  人のために何かをする

 『不幸な国の幸福論』(加賀乙彦)より、
 他者のために何かをすることによって生きる張り合いを取り戻していった人が大勢います。
 人のために何かをするということ。それこそが、「私は必要とされている」「私には生きる意味があるのだ」と実感できる最も簡単な、そして誰にでも可能な方法です。
 誰かの役に立てるという素朴な喜びは、自己肯定感へとストレートに結びついていく。生きがいを感じながら生きていくエネルギーの源となるのですから。
 人のために何かをする、というのは自分が幸せになるための方法の一種です。
 「人のため」は「自分のため」になるのです。
 人を幸せにすることは自分の幸せにつながるです。

 誰かの役に立てる・人の幸せに貢献できるというのは大きな喜びです。
 そういうことに、やりがいや生きがいを感じる人もいるでしょう。
 人の役に立てるということは、自己肯定感や自己重要感に結びつき、さらには生きる価値にもつながることだと思います。
 そういうことを、生きる意味や生きる目的と考える人もいます。

 また、自分が不幸な(状況の)ときに、人を幸せにすることで、自分の不幸を忘れ、さらにはそのことによってさまざまな幸せを感じられることもあります。
 「人のために何かしてごらん」と夜回り先生も言っています。

 なかなか幸せになれないという人は、「人のために何かする」ということを考えてみるのもいいのではないでしょうか。

人を幸せにすることが自分の幸せ と思える人は、幸せになりやすい



   

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