読書日記

  人生はゲームである

 『人生を100%活かす』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 幸福を確実にするためには、「人生はゲームである」と思い、その時々のルールを守って生きていればいいのです。

 もし上司がすごく失礼な人で悪口をいうのであれば、ただいわせておけばいい。そうすることによって、上司と部下の関係はうまくいきますし、ゲームは自分の勝ちということになるのです。
 ところが、上司のその不遜な態度を直したいなどと思って悩んでしまったりすると、それはルール違反になり、自分の負けということになってしまいます。
 「人生はゲーム」と考えることで、心の力を抜き、ゲームに勝つ方法を冷静に考えられるといいのではないでしょうか。

 世の中にはいろんな人がいます。イヤな上司もいるでしょう。
 悪口をいう人もいます。腹を立てたり悲しんだりするのは「相手の思うツボ」であり、自分の負けです。
 そんな相手に対しては「まともに相手をするのはよそう」と平然としていれば、ゲームは自分の勝ちでしょう。

 相手に対するイライラが続くとしたら、それは(無意識に)相手が変わることを期待しているのでしょう。
 「しかたがない」「そのままでいい」と思えれば、そんなにイライラしなくてすむはずです。
 相手を変えようとしても、人は自分の思うようようには変わらないのです。トラブルや悩みを抱えることになり、それだけ自分が不幸な(気もちの)時間を増やすだけです。それでは、ゲームは自分の負けです。

 人生のゲームでは、不幸(な気もち)になったら自分の負け、穏やかな心で過ごせたり幸せを感じられたら自分の勝ちなのだと思います。



   

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