読書日記

  一人になる

 『急がない!』(デイヴィッド・クンツ)より、
 立ち止まったことのある人は、一人きりになっても寂しがらずに気楽でいられるようになる。そして、自分の心の中が見えるようになる。それにともなって、生活全体が落ちついてくる。これは「立ち止まる」ことの利点である。

 一人になると自分の心の中が見えてくる。自分の本来の姿が見えてくる。自分の生活状況を点検できるようになる。
 一人になるのは、ほかの人から離れるためではない。自分自身と対話するためである。
 一人は寂しいと思うか、一人は気楽と思うか、一人は楽しいと思うかは、大きな違いでしょう。
 一人の時間をリラックスできたり、楽しめたりできるようになることは、自立するためにも幸せになるためにも大事なことではないかと思います。

 また、自分を育てるためには一人の時間が必要です。
 一人になって自省することで、自分の生活や自分の心が見えてくるのです。
 「自分は何をしたか?」「自分はどういう気もちになったか?」「自分は何を考えていたか?」「自分は何を望んでいたのか?」などと自問すれば、自答できることが多いでしょう。

 人といっしょにいる時には、自分を振り返ったり、落ちついて考えたりすることはできません。
 一日の中で一人になる時間が少ない人は、自分自身とその状況を知り、改善していくことは難しいでしょう。
 時には、意識して「立ち止まる」ことで、自分自身と対話する時間をもつようにしたほうがいいのではないでしょうか。



   

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