読書日記

  七割の出来を維持する

 PHP3月号の特集は『気持ちに余裕がもてるヒント 少しだけ休んでみませんか』。
 西城秀樹さん(歌手)は、
 満杯まで水が注がれたコップにはそれ以上のキャパシティはなく、ちょっとしたことですぐにこぼれてしまうけれど、七割しか注がなければ三割分の余裕を持つことができます。この三割がメンタルの面でとても大きいんです。
 限界ギリギリまで力を出し切ろうと気負うより、七割の出来を維持するくらいの余裕を持っておけば。自然と残りの三割もプラスに働きます。これは齢を重ねて初めて得た発見でした。
 目一杯やろうと気負うから、余裕がなくなるのかもしれません。ギリギリを維持するのは難しく、不安定になりやすいでしょう。
 ましてや、ふだん以上のすごい結果を求めたら、それがうまくいかない原因になることも多いのではないでしょうか。
 また、完璧主義は不幸の元です。

 力の入れすぎは肉体的にも精神的にも無理があり、マイナスに働きやすいでしょう。
 七割ぐらいを目標にちょっと力を抜くことができれば、余裕が持てて思い通りにいくことが多いでしょう。
 それが長く続けられる秘訣なのかもしれません。

 「ベストを尽くそう」と心がけるのはいいことだと思います。
 ただし、それは今までできなかったことをやろうとするのではなく、今の自分にできることをちゃんとやることなのだと思います。そのためにも、余計な力を抜くことが大事なのではないでしょうか。
 あまり無理をせずに、かと言って力を抜きすぎないためには、目指すのは八割・九割で、結果は六割・七割で「良し」とするような感じでもいいのではないかと思います。



   

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