読書日記

  愛する人に感謝する

 『感謝するということ』(ノエル・C・ネルソン/ジェニーン・レメーア・カラバ)より、
 相手に関してあなたが大切に思っていることや、親近感を感じていること、どういう点が重要なのか、なぜ意味ある存在なのかについて考えると、その人の価値がよくわかる。誰かに「ありがとう」と思っているとき、あなたは彼らの存在に感謝し、共に過ごせることを喜んでいる。
 パートナーや親友など当たり前のように感謝できる人を選び、どんな点に価値を認め、「ありがたい」と思っているのか、時間をとって考えよう。愛する人に感謝することは簡単なので、他人への感謝を実践する出発点としてふさわしい。
 感謝する上で重要な要素が、相手の価値を認めることと、「ありがたい」という思い。
 相手の大切さや重要さ、親近感や好意、受けた幸福感、してもらったこと、今後の期待、存在の意味などについて考えれば、相手の価値がわかるのではないでしょうか。
 そういうことを「ありがたい」と心から感謝できれば、幸せを感じられるでしょう。

 と言っても、すべての人に感謝するのは難しいことです。また、感謝することに慣れていない人は、はじめはうまくできないかもしれません。
 まずは自分のまわりにいる感謝しやすい人、つまり愛する人に感謝することから始めてみるといいのでしょう。

 「愛」の基本の第一は、相手の美点に気づき、「いいなぁ」と思うこと。そのことによって、相手を好きになること。
 相手のいい所に気づき、好感を得られたとしたら、そのことに「ありがたい」と感謝してもいいと思います。
 その積み重ねで相手への好意が増し、少しずつ愛も深まるのではないでしょうか。

 まわりの人を大切にするためにも、まず感謝の気もちから始めてみるといいのでしょう。



   

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