読書日記

  感謝の思考を選ぶ

 『感謝するということ』(ノエル・C・ネルソン/ジェニーン・レメーア・カラバ)より、
 感謝と悲観的な考えを、同時に浮かべてみよう。不可能だ。「人生で恵まれるすべてのチャンスの価値を認め、それに感謝する」という思いと、「人生は最悪だ」という考えは、両立しない。

 どうしたら感謝を深められるのか。そのカギは、人々に状況の価値を認めるように考え感じることを、常に選びつづけることにある。否定的あるいは価値を認めない思考や感情を抱かないようにするのだ。

 感謝にかかわる思考を選ぶことは、意識的なプロセスだ。あくまでそれを貫いていると、否定的な思考は繰り返しが多いため、比較的簡単に見つけて変えることができる。
 人は一時に一つのことしか考えることはできません。また、感情は今考えていることに左右されます。不幸なことを考えている時には不幸な気もちになり、幸せなことを考えている時には幸せな気もちになります。(思考と感情との関係
 つまり、感謝の思考をしていれば、不幸なことを考えずにすむだけでなく、幸せな気もちになれるのです。

 日頃から感謝する考えを心がけていれば、それだけ否定的な考えをしなくてすむだけでなく、現状の価値を認められることが増えるでしょう。
 つい否定的な考えをしてイヤな気もちになった時には、それに気づいて考え直し、感謝の考えを選べるといいのでしょう。

 幸せになる考え方を心がけることが習慣になれば、感謝にかかわる思考を選ぶこともできるようになるでしょう。
 また、否定的な考え(不幸になる考え方)はクセになっていて、無意識のうちに繰り返しているものが多いのでしょう。「私にはこういうクセがある」と自覚できれば、つい出てしまっても「またこのクセだ」と気づけるようになり、比較的簡単に考えを変えられるようになれるでしょう。



   

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