読書日記

  感謝できる面に注目

 『感謝するということ』(ノエル・C・ネルソン/ジェニーン・レメーア・カラバ)より、
 ほとんどの状況には、肯定的な面と否定的な面があることを心にとどめておこう。
 不平を言ったり、気にくわないことをくよくよ考えていたら、すぐ感謝していることにスイッチを切り替えること。「ありがたい」と感謝できる面に注目し、考え、語るのだ。
 注意してほしいのは、感謝とは単に「ありがとう」「感謝します」と表現することではないということだ。感謝するということは、言葉の表現上の問題より、心のありようの問題である。
 現実には、否定的な面ばかりの状況というのはめったになく、きっと肯定的な面もあるのでしょう。
 たとえば、職場や学校や家庭などの環境に否定的な問題がいろいろあったとしても、何かしらいい所や価値や幸せのような肯定的な面があるはずです。
 たとえば、イヤな(所が多い)人にも、何かしらいい所や価値があるのではないでしょうか。
 たとえば、自分には欠点があるでしょうが、自分はそれだけの人間ではなく、いい所もあるはずです。
 たとえば、自分の人生にいろいろ問題があったとしても、いい所や自分に合った所もあるはずです。

 物事や人や自分の悪い所ばかりを考えていたら、それだけイヤな(不幸な)気もちで過ごすことになってしまいます。そういう時でも、いい所を見つけ/思い起こし、「ありがたい」と感謝できれば、それなりに幸せな気もちになれるのです。

不幸を数えて暮らすより  幸せを数えて暮らそう

 感謝する際に大事なのは、その価値をしっかりと認め、「ありがたいなぁ」と心から言う(思う)ことなのでしょう。それによって、確かな幸福感を感じられるといいのです。それを大切にしたいと思えると、なおいいのではないでしょうか。



   

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