私たちの“困った感情”は、その存在をそのまま認め、ていねいにつきあっていくと、私たちが気づく必要のある大切なことを何か教えてくれる場合が多いのです。怒りや不安や嫉妬などの“困った感情”にただ振り回されないように、まずは「こういう気もちになることもある」と自分の感情を認める(受け入れる)ことで、少しでも心を落ちつける。
自分の感情を自分の“一部”としてしっかりと“認める”。そしてその感情の“言い分”に耳を傾ける。ただそれだけの、実にシンプルな“自分自身とのつきあい方”のこと。
しかしそれだけで、ずいぶん楽になれたり、今の自分を受け入れられたり、今の自分にとって必要な心のメッセージを受け取ったりすることができるのです。
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