読書日記

  “困った人”を理解する

 『生きていくことの意味』(諸富祥彦)より、
 皆さんには、いっしょにいるだけでいやだ、とか、見ているだけで腹が立ってくる、という人はいませんか?
 大丈夫。たいていの場合、一人や二人は、そんな人がいるものです。

 “困った人”の立場に立ち、その気持ちやそうせざるをえない事情を理解できると、私たちの感情が収まっていくのはよくあることです。つまり“相手を理解すれば、怒りや憎しみは消える”。これが、“困った人”とうまくつきあうための第一原則です。
 “困った人”や“いやな人”がいるという人は多いでしょう。
 人の好き嫌いはある程度はしかたがないと思いますが、「嫌い」という思いはできるだけ小さくしたほうがいいでしょう。

 人間関係の問題があるとき、相手の立場に立って人の気持ちを考えることができれば、相手を理解できることもあるのではないでしょうか。
 「この人にはこの人なりの動機(事情/感情/考え/生き方)がある(はず)」と思えるだけでも、少しは心が落ちつくでしょう。

 また、人を悪く決めつけたり人をバカにしたりするのはやめたほうがいいでしょう。
 人に対する自分の考え方は、結局、自分に返ってくるのだと思います。

 いやな人ともそれなりにつきあうことができるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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