読書日記

  心の養生

 『人間としての成長』(安岡正篤)より、
 大事なものはやはり、心の養生であります。
 だから私は一日の中、たとえ20分でも、30分でも、専門を離れた純粋な教養の書物、哲人の書や名言・語録、或は名作、といった心を養う様な書物を読むことにしておる。
 詩一つ、歌一首を鑑賞するだけでもよい。
 幸せに暮らすためには、心の健康が大切です。そこで、心の養生が大事なのです。
 『養生の実技』の中で五木寛之さんも、「養生は長生きの工夫ではない。充実した人生を送るために養生するのだ。」と書かれています。

 『心を育てる』(高橋和巳)では、「健康のランクは病気ランク、低健康ランク、ふつう健康ランク、高次健康ランクの4段階に分けることができる」と書かれています。
 「病気でない健康」ではなく、「幸せに暮らせる健康」を手に入れ、キープできたらいいのではないでしょうか。

 健康にいいのは、栄養・休養・運動の3つだと思います。身体だけでなく、心でも休養・栄養・運動が大事だと思います。
 いい本を読むことは心の栄養になるでしょう。心静かに読書をするのは心の休養にもなると思います。感動できるものを読めば心の運動になるでしょう。

 心の養生を心がけることで、心豊かな生き方ができるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

次の日の日記

人間としての成長』安岡正篤

ホームページ