読書日記
幸せの3段階
『17人の座右の銘』より、
葉祥明さん(画家・詩人・絵本作家)は、
人間の幸せには段階があって、まずは自分の肉体が満足する段階。ご飯を食べて身体を作る。
次に自分の力を発揮する、自分の夢をかなえる段階がある。
でもそれで終りではない。その先に、今度はその夢を分かち合い喜び合う段階がある。
自分が幸せにならないで他人を、というのはちょっと無理があるような気がするのね。だから僕は「一緒に幸せになろう」と言うんです。
人間はまず、基本的な欲求が満たされることが幸せなのでしょう。
その次には、自分の夢をかなえるというような自己実現の欲求を満たす幸せを求めるというのは、有名なマズローの欲求5段階説に当てはまるものだと思います。
その先に、まわりの人と分かち合う幸せを求めることがあるのでしょう。
実は、マズローも5段階の先に所属集団の幸せを求めるというようなことを書いています。
このホームページの中でも、
できるだけ不幸にならないで、幸せを感じられるようになること。
そして、夢や目標を愉しんで生きること。
また、人を愛する幸せを感じられるようになること。
と、同じようなことを提案しています。
やはり、最終的には自分の幸せだけでなく、人の幸せも追求することに行き着くのだと思います。(究極の幸福になる方法?)
ただしその前に、まず自分が幸せになることが必要なのかもしれません。
『空腹では隣人は愛せない』 ウッドロー・ウィルソン