読書日記
体験を活かす意識
『察知力』(中村俊輔)より、
どんなことであれ、体験を重ねさえすれば、引き出しは増やせるはず。
しかし、体験しただけじゃ引き出しは増えない。その体験を未来にどう活かすか、足りないことを補い、できたことをもっと磨く。そういう意識がなければ引き出しは生まれない。体験は引き出しを増やすきっかけでしかない。
そして、未来に訪れるであろう次のシーンを察知して準備することで、引き出しを作ることもできる。
引き出しを増やすためには、人生での体験から自分に足りないことを察知し、それを補う方法を身につけること。
さらに、工夫しながら改善し、磨いていくことが大事なのでしょう。
それを実践するためには、まず、「体験を活かそう」「引き出しを増やしていこう」という意識が必要なのでしょう。
そして、日々課題をもち、体験を自省する(たとえば、ノートに書く)ような努力ができるといいのでしょう。
ただ体験に振り回されるだけで何も学ばなければ、引き出しも作れず、成長することもなく、同じような体験の繰り返しになるのではないでしょうか。
また、体験を元に先のことをよく考えることで、未来の危機を察知してその備えを引き出しに加えることも可能なのでしょう。
自分の人生での体験を活かして、一つ一つ引き出しを増やしながら、少しずつ成長していけるようになれたらいいのではないでしょうか。